
M&A事業
グループ企業募集・譲受事例

CASE 2
新しい物語の始まり
【Maxim共同創業者ニック、エディーへのインタビュー】
Interview with Mr. Nick Wright and Mr. Eddie Grice


寝室とガレージから始まった、Maximの旅路
Maxim社は1989年、私(Eddie)とパートナーのNickが創業しました。最初は自宅の寝室とガレージを使いスタートしました。我々は技術エンジニアと現場管理の経験があり、いつかは修理と現場対応に特化したサービス会社で独立しようと考えていました。その夢を叶えるため、ビジネス拡大を目指して私たちの旅が始まりました。
多角化と再構築により、安定的な企業へ成長

最初の拠点はミッドランズの賃貸物件でしたが、やがて2つのオフィスを構えるまでに成長しました。2005年には18名のチーム体制になりました。この頃には、Maximはエンジニアリングに特化した営業支援、ソフトウェア、サプライ事業を展開する企業へと進化していました。自動認識技術の最先端ソリューションと質の高い顧客対応が強みとなり、当社のビジネスの核を確立していきました。
時代の変化とともに、従来のプリンター販売が減少傾向にある中で、モバイルデバイスを取り扱うなど、事業の再構築もしてきました。その結果、収益は大きく向上し、13〜15名のスタッフによる運営のもと、年間売上高は200万ポンドを達成。当社は着実に売上をあげ、安定した企業へと成長してまいりました。新型コロナウイルスの影響は受けながらも、営業戦略を実行し目標を上回る成果を上げることができました。
設立から30年以上にわたり、Maximは自動車業界、製造業、倉庫・物流業界のお客様との信頼関係を構築し、ハードウェア、各種サポートサービス、消耗品の提供等を通じて業界内で確固たる地位を築いてきました。
長き旅路を経て、バトンを未来へ

長年にわたる成功と実績を積み重ねてきましたが、私とNickは引退後の自分の人生と、従業員の将来に向けてしっかり考えなければと事業の次なるステージを見据えた出口戦略を検討し始めました。
2019年に、インフィニティグループより事業買収に関心があると連絡がありました。ヒロ(代表の岩崎)との面談を経て、彼の当社に対する深い理解と明確なビジョン、そして誠実な姿勢に強く心を動かされ、売却の合意に至りました。
そして、事業および関連不動産の買収手続きを2022年に円滑に完了しました。
ヒロが我々の条件を全て尊重して進めてくれたことに感謝しています。
これまで通りの経営体制の良い面を維持しながら、ファイナンス、社内整備、グループ間連携において強化をし、非常にスムーズに経営をしてくれています。
我々が築いてきたビジネスを彼の手に託すことができたことを、心から嬉しく思っています。

左から Infinity Technology Holdings代表取締役 岩崎 博寿
創業者 Nick Wright、Eddie Grice
Maxim Computer Services Ltd
(イギリス・サウススタッフォード)
Maxim Computer Servicesは、サーマルプリンター、モバイルコンピューター、バーコードスキャナーなどの販売・修理や、カスタムソフトウェアソリューションの提供を行っている会社です。